商品名 | 神奈川県産曽我の梅酒梅ゼリー |
内容量 | 180g |
販売時期 | 通年 |
保存方法 | 常温・冷暗所(冷蔵保存を推奨) |
使用果実 | 神奈川県産曽我の梅(梅酒の梅の個入り) |
梅は中国中部を原産とするバラ科の落葉高木で、奈良時代の文献に出ていることから、それ以前に渡来したと考えられています。主に観賞用でしたが、平安時代には梅の実の加工品である烏梅が薬用に用いられ、鎌倉時代には食用、紅花染め用に広まりました。
安土桃山時代以後は兵糧として珍重されたと文献の記述があり、江戸時代には現代と同じような梅干、梅漬が家庭の常備食品として普及していたようです。
梅酒も江戸初期にはあったようですが、普及したのは江戸後期で、家庭でも作られるようになったとされています。
小田原の梅が文献に登場するのは十九世紀、江戸中期ころからで、梅漬や紫蘇巻き梅干、粕漬梅が小田原宿の名物として一般庶民や参勤交代の武家達の土産にされ、箱根越えの旅人の弁当にも使われたとあります。
現在の小田原の梅はほとんどが曽我で栽培されており、明治初期に横浜の杉田から導入された杉田梅が礎となったと言われていますが、日露戦争以後に軍需物資として重用されたことで、梅栽培と梅干製造が盛んになりました。昭和32年には研究同志会が結成されて品種改良が行われ、今では十郎梅、南高梅が主力になっています。