商品名 神奈川県産大井町産フェイジョアゼリー
内容量 170g
販売時期 通年(数量限定)
保存方法 常温・冷暗所(冷蔵保存を推奨)
使用果実 神奈川県大井町産フェイジョア(生鮮のピューレ)

フェイジョアは南米原産のフトモモ科の常緑樹で、果物として食用に栽培されるほか、庭木や生垣用として用いられる。1930年代に日本に持ち込まれ、キウイフルーツに続く新果樹として注目されたが、自家不結実性で異品種が必要であること、果実があまり出回らず認知度が低いこと、生食時の食味がそれほど良くないことなどからあまり普及していない。

樹高は4m程度で、樹形が整えやすく、病害虫に強く無農薬で育成できるので栽培は比較的容易とされ、熱帯果樹にしては耐寒性もかなりあり北関東付近まで露地栽培が出来る。
現在では、まとまった産地がなく少数の農家が栽培している程度だが、最近は、自家結実する品種や、食味が改良された品種が登場し、家庭果樹として見直されてきている。

花は4cmほどで、内側は赤褐色、外側は白色で分厚く芳香はほとんどないが甘みがあり、小鳥類がこの花弁を摂食するときに花粉が運ばれるが、ほとんどは蜂が媒介して受粉される。
果皮は硬く、断面はゼリー質が花のような独特の形をしている。10月~12月上旬が収穫時期で、パイナップルとバナナの中間の様な味と香りがあり、自然落果したものを更に追熟させてから食べるが、生食のほかジャムやゼリーなどの加工食品にも利用される。

花から果実まで楽しめるため、ニュージーランド、オーストラリア、南米などで庭木や公園樹として植栽されている。ニュージーランドが最大の生産国で、ヨーグルトやアイスクリームなどに利用され、乾燥果肉を使ったフェイジョアティーが飲用されるなど一般家庭でも多く消費されている。

神奈川県大井町では1960年代後半に導入され、価格が下落したミカンに代わる新たな収益源として期待されたが、消費は増えず、栽培する人がほとんどいなくなってしまった。
しかし近年、町おこしの一環として注目され、スイーツの材料として開発が進められている。