商品名 神奈川県藤野産ゆずゼリー
内容量 170g
販売時期 通年(数量限定)
保存方法 常温・冷暗所(冷蔵保存を推奨)
使用果実 神奈川県藤野町産ゆず(生鮮のピューレ)

ユズは、中国揚子江上流が原産であると言われ、現在でも韓国や中国の一部地域で栽培されているが、消費量・生産量ともに日本が最大である。古典には飛鳥時代・奈良時代に栽培していたという記述があり、「柚」、「由」、「柚仔」といった表記や、「いず」、「ゆのす」との呼び方が見られる。学名のjunosは「ゆのす」に由来する。

果実は果皮の表面がでこぼこしていて種子が多く、酸味が強くて香りが良い。
ミカン属の中で最も耐寒性が強く、年平均気温12度から15度の涼しい気候を適地とする。
柑橘類に多い病気に耐久があるため、ほとんど消毒の必要がなく、比較的簡単に栽培できる。
成長が遅く、種子から育てると収穫までに10年以上掛かかるが、接ぎ木により育成すると、数年で収穫可能になる。

高知県、徳島県、愛媛県の3県が主要な産地で、国産ユズの8割近くを占める。特に高知県は1万トン以上と国内生産量1位で、国内シェアの40%以上を占めるが、馬路村、北川村などが商業的に成功し、他自治体も追随するようになったので年々栽培面積が増えている。

ユズの果汁は香味・酸味を加えるための調味料として用いられるが、皮も七味唐辛子に加えられるなど、香辛料・薬味として使用される。九州地方には柚子胡椒と呼ばれる調味料がある。

酸味が非常に強いため、そのまま食用にはしないが、ユズ自体を味わう調理としては、保存食としての「ゆべし」や韓国の「柚子茶」のように果皮ごと薄く輪切りにして砂糖や蜂蜜に漬け込んだものがある。果汁はレモネード、チューハイ等にも用いられ、ワインも作られている。
また、独特の爽やかな香りにより香水にも利用されている。

冬季に湯船に浮かべるが、薬効は認められていないものの、血行を促進させることにより体温が上昇し、風邪を引きにくくする効果があるとされている。