商品名 静岡県産マスクメロンゼリー
内容量 170g
販売時期 通年
保存方法 常温・冷暗所(冷蔵保存を推奨)
使用果実 静岡県産マスクメロン(生鮮のピューレ)

メロンの原産地はアフリカ西部といわれていますが、エジプトからヨーロッパに伝わり、いくつかの品種に分かれていったようです。アールス種が開発されたのは19世紀末のイギリスで、「伯爵のお気に入り」という意味のアールスフェボリットは、ラドナー伯爵邸の農園で作られたことに由来します。日本へ導入されたのは明治中期で、新宿御苑で初めて試作されました。
その後各地で栽培され、大正6~7年頃から市場に出回るようになりました。主産地は静岡県で、高知県がこれに次ぎます。

マスクメロンは品種名ではなく、主にアールスフェボリットのことを指し、強い香りと濃厚な味わいが特徴のメロンです。名称の「マスク」はジャコウを意味するMUSKで、よく似た香りがすることから名付けられました。「仮面」の意味のMASKではありません。

6~8月頃、マスクメロンはキュウリに似た小さく黄色の花を咲かせます。果実が成長する過程で表皮の成長が先に止まって硬くなり、内部がまだ大きくなろうとするために表面にひび割れが入ります。
そのひび割れをふさぐためにかさぶたのようなものが自然にできて網目のような模様になります。温度・湿度を管理した温室内で栽培され、病害虫に弱いこともあって、品質の良い物を作るには大変な手間がかかります。また1本の蔓から1個しか収穫しません。そのため大変高価になります。小さいうちに摘果した実は漬物(メロン漬)にされたりします。
収穫期は7~9月です。(温室栽培は周年)

メロンは収穫してからも熟度が進みます。常温で保管し、表面の青っぽさが少し黄色味を増してメロン特有のかぐわしい香りが強くなり、メロンの下部を指で押してみて少し弾力がでてきたら食べごろです。冷蔵庫に入れて冷やしてから食べるとより美味しいです。

カリウムが豊富に含まれていますが、カリウムは塩分を伴って体内から排出されますので塩分の摂りすぎには効果的です。
また、温室メロンには高血圧を予防する働きがあるギャバというγ-アミノ酪酸が多量に含まれていることが明らかになったそうですし、メロンに含まれているパントテン酸には、コレステロールを減らし、脂肪がたまるのを予防する効果があるといわれています。