商品名 神奈川県伊勢原産ぶどうゼリー
内容量 170g
販売時期 通年(数量限定)
保存方法 常温・冷暗所(冷蔵保存を推奨)
使用果実 神奈川県伊勢原産ぶどう(生鮮のピューレ)

ブドウの栽培の歴史は古く、紀元前3000年頃には原産地であるコーカサス地方やカスピ海沿岸でヨーロッパブドウが栽培されていました。古代ギリシアや、ローマ帝国の時代にもワイン醸造のために各地で大規模なブドウ栽培が行われました。
一方、東方へ伝播したものは、紀元前2世紀には中国に到達したようです。
大航海時代にヨーロッパ人が各地に植民するようになると、南アフリカ共和国やチリなどの入植先でブドウを植えましたので、この時に持ち込まれたブドウでワインの名産地となった地域がいくつもあります。

ヨーロッパブドウは乾燥した気候とアルカリ性の土地によく育ち、病気や雨にも寒さにも弱い品種ですが、皮が薄くて実は柔らかく、果汁が多いのでワイン製造に適しています。
ワインに不向きな品種は淘汰され、ヨーロッパにはこの種しか残っていませんが、大きくは西洋系、黒海系、東洋系の3つの品種に分けられます。
西洋系品種にはワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワールなどがあります。
アメリカブドウは北アメリカ大陸東部の野生種をヨーロッパ人植民者が選抜して栽培化したもので、湿った気候でよく育ち、耐寒性、耐病性に優れた品種ですが、ワインには不向きでジュース用として栽培されています。

ブドウは平均気温が10度から20度程度の地域が栽培適地で、水はけがよく日当たりがを良い土地を好みます。栽培方法には、垣根のように木を直列に並べる方法と、棚を作ってつるを這わせる方法があり、ヨーロッパなどでは垣根式が多く、日本では棚式が主流となっています。
ブドウは一つの花におしべとめしべがあり、自家受粉するため一本で実をつけます。
果実は枝に近い部分から熟していくため、房の上の部分ほど甘みが強くなります。

世界の生産量のうち約70%がワイン用で、生食用は約25%です。世界最大の生産国は中国で、ついでイタリア、アメリカ、スペイン、フランスと続きます。
日本では生食用が9割近くを占め、加工用は1割程度です。最大産地は山梨県、2位長野県、続いて山形県、岡山県ですが、近年は減少傾向にあります。
日本で最も栽培されているのは巨峰で、ついでデラウェア、ピオーネ、マスカットベリーA、甲州などが多く栽培されています。
デラウェアはジベレリン溶液を使った無核化技術の開発で栽培が増えましたが、粒が小さいため人気が薄れ、近年は大粒の品種の無核化が進んでいます。